除霊とは人や動物、物に取り憑いている神仏や念等を強制的にその場から取り除く行為のことを言います。
浄霊とは異なり、しかるべき場所(霊界、天界等)へ導く施術行為ではありませんので、あくまでも一時的処置と言えます。
ここで大事な事はなぜ除霊なのか、なぜ神仏が取り憑いているのかという理由です。対象者自身が神仏を寄せやすい体質であるのか、対象者やその親族もしくは家系、土地等に関係しているものであるのか、所有物に何らかの念が入り込んでいるのか等を詳しく原因を知る必要があります。何の理由もわからぬまま闇雲に除霊行為を行いますと、すぐに元の場所に戻ってくる可能性があります。別の人に再度取り憑くことも考えられます。
また、ご自身に関係する神仏であれば強制的に除霊をされたことで神仏等の怒りがさらに増し、状況悪化を招くことにもなりかねません。
人や動物に取り憑いている場合は浄霊、物に霊魂や念が取り憑いている場合には浄霊・念抜きというように状況に応じて正しい対処が必要となります。
また、生霊に関してですが、生霊は生きている者の霊魂や念が飛んできておりますので、基本的には最初は除霊での対応となりますが、相手の念が強い限りは何度でも飛んでくる可能性はあります。その場合は相手の気持ちを緩和させることが必要不可欠となりますので除霊以外に相手の念を鎮めさせる施術も必要となることもあります。
霊が見える人に悪霊が憑いていると言われた。最近運が悪い。体調が思わしくない。恋愛がうまくいかない。仕事でミスばかりする。事故が多い等、当方にはこのようなご相談で除霊を依頼される人が多いのですが、人間誰でも不吉なことを言われたり、悪いことが続くと不安になり、霊的仕業では無いのかと考えてしまう事もありますが、素人判断で除霊を依頼するのでは無く、本当に除霊が必要な状況であるのかどうかを専門の能力者に霊視判断して頂いた上で原因と適切な対応策を助言して頂くことが重要であると考えます。